2008年4月13日日曜日

ヤコブセン



住居が無事確定したので少しは落ち着く。
今日は日曜日、コペンの風はあいかわらず強いが空は快晴。
パンとチーズとタマゴをリュックへ、コペン探訪へとくりだす。
宿泊先のホテルからもほど近く、コペンハーゲン中央駅からすぐのところにある
ガラス張りのモダンな建築、ラディソンSASロイヤルホテル。
設計者のアルネ・ヤコブセン(1902−1971)は、成型合板などの新素材や新手法に挑戦し、
数々の名作を生み出した偉大なる建築家。
国内外の公共建築を始めとして、有名なエッグチェアやスワンチェア、
アントチェアや家具・カトラリーなど建築から照明のスイッチに至るまでトータルでデザインし、
その集大成がこのSASロイヤルホテルというわけです。
606号室はヤコブセンルームとして、ホテルが作られた当時のデザインがそのまま残されているそう。

これからの日常の隣には、こんなにも貴重な生の空間が現実として存在しているわけで、
そこに自分が立っているということの事実に変な戸惑いと緊張感が全身を伝わってくる。
いままで幾度となく資料や文献に目を通しながら、ヨーロッパのデザインを夢見てきてたことだろうか。
ようやく自分がデンマークへいることを実感してくる。
念願のヤコブセン、この国でこれから生活をしてゆく、これは夢ではないだろうか。
今、言葉では表しようのないほど、素直に“うれしい”としか頭に浮かばない。




RadissonSAS HOTEL → egg chair → Signature




































1 件のコメント:

lie さんのコメント...

そうそう、このSASホテルロイヤルはテレビや雑誌でも紹介されたことあるよね。
スワンチェアは座り心地の他にも、とってもプライバシーを守る体をすっぽり包む椅子。
私が椅子に特に興味を抱き始めたのは、1980年代くらいからなの。特に好きなのは50年代の椅子。エッグチェアは確か1958年くらいのデザインだよ。日本で注文すると、なんと一脚90万はくだらない!
だんだんデンマークを知って行く大輔君がおもろい。