2008年11月18日火曜日

SIGTUNA


朝も早くに窓から見えた景色がきれいだったから。
ひんやりとした海風とこの朝色で寝ぼけも一瞬にして失せた。


モーニングはホテルの隣のパン屋。
老舗というよりも今時風なハイセンスなパン屋。
まだ少し冷たい体に朝一番の暖かいコーヒーが喉を通る瞬間が好き。
カネルやベーグルもあるけどクロワッサンがきわめておいしかった。
毎朝の通勤時にここのコーヒーとクロワッサンを食べている人が
いるのであれば、それはなによりもうらやましい日常だ。





SIGTUNAとはスウェーデンで最古といわれている町の名前。
郊外にあるその小さな小さな町が今日の目的地。
ストックホルムからは電車とバスを乗り継ぎ1時間ほどの静かな郊外。

小雨のなかうっそうと姿を現す古い教会。
夏のハイシーズンだとまた様子が違うだろうけど。
このオフシーズンで観光客もいない。
そんなローカルな雰囲気も良い。


誰を待つということもなく、
水辺のほとりにぽつりと佇むカフェが印象的。


地元の評判レストランでお昼をいただく。
今日のメニューはサーモンパスタと豚肉ボイルのマッシュ添え。
スウェーデンでのランチはサラダバーにパンとドリンクセットが主流。
詰めすぎないでおいしくたのしくほどほどに。も主流です。




さてさてまだまだ旅は続きます。

2008年11月17日月曜日

STOCKHOLM


実は先月も行ってきたんだ。
街が海に面していてすごく素敵な街だったんだ。
だから、きっとお家のお客さんも好きだと思ったから、
再びこの国へ訪れることにしたんだ。

コペンハーゲンからは飛行機で1時間だし。
せっかく北欧に来てるんだから南はおあずけ。
ここよりマイナス5度の北に行こう。

ホテルは屋根裏。
窓からは海。
空にはキキが飛んでいそうだ。




2008年11月15日土曜日

VELKOMMEN


今日から一週間ほど日本からお客さん。

今は広く長いロシア上空あたりでゆっくりお休みしていることでしょう。

空の長旅おつかれさまです。

今夜はあったかいお肉料理と少々のビールで乾杯でもしましょうね。


2008年11月9日日曜日

REICHSTAG


“疾走するベルリン”

たしかこんなキャッチフレーズを昔なにかの雑誌で目にした記憶がある。
それはあるクリエイティブ雑誌でのドイツ特集記だったと思う。

ベルリンの街を見て歩いていると
そんなフレーズがポンッと頭に思い出された。
なぜならば、この “疾走するベルリン” というフレーズが
現代のベルリンという都市を表現するのにうってつけの
まさに的を射ている表現だと思えたからだ。

ベルリンという都市全体は常にうごめき、
多面的な表情を見せるかのように刻一刻と増殖しているようだ。
その様子は建築ラッシュが今もなお続き、
休むことの知らない日本の大都市の感覚にも近いのだろうか。
しかし、ここは紛れもないドイツ特有の空気感、風土、
歴史などがそう形作っていったものである。

特におそらくそれらは『夜』のベルリンという都市を徘徊し、
ここ彼処でライトアップされた豪快なスケール感の建築物を見て歩くことで、
そういった印象は強く尚いっそう感じ取ることができるだろう。

建築に関心のない人であろうとも男子である限り童心に返ったような感覚。
ワクワクというかドキドキというか。
初めて見るものに対して、好奇心という油が注された感じ。

大都市の空にも関わらず、大きく澄んで広がって見える夜の闇と、
都市全体を覆うかのような巨大なスケール感の建築群。
それはまるで、初めてジャンボジェット機の飛行を間近で
目の当たりにした時のような興奮にほど近い感情に似ていた。

堅実に、そして頑なにベルリンという都市は確かに疾走していた。

確かに、確かに、と。
それが確かなものであるかを確認したいが為に
旅に出て好奇心を募らせ求めるのだろうか。


THE NEW GERMAN PARLIAMENT, REICHSTAG. 1999
ドイツ連邦議会新議事堂“ライヒスターク" 1999年
Norman Foster/ノーマン・フォスター









2008.8.23
BERLIN, GERMANY.

2008年11月7日金曜日

SUNSET








夕焼けでこんなにも感動したのは初めてだ。

この惑星の空はたしかに鼓動している、

真っ赤な血液が流れているように。

陽光は森のむこうで、

はっきりと燃え、焼け、そして暮れていった。


2008.10.17
STENKYRKA GOTLAND, SWEDEN.

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この時の旅行記はまた後日。